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2025.10.27
FPCのメリットとデメリット
コラムFPCのメリット
柔軟性がある
曲げて配置でき軽量であるため、機器の小型化・軽量化に最適です。
                        スペースの有効活用
狭い隙間や立体的な配線が可能で、一品一様に形状を作成するので、筐体内部の空間を有効に使えます。

配線の簡略化
基板-電線-基板などの形態を、一つのFPCへまとめられるため、組立工数が減り信頼性も向上します。

耐振動性・耐久性が高い
接続点が少なく、はんだ接合部分が少ないため、振動や衝撃に強い構造になります。
FPCのデメリット
トータルコストが高くなる場合がある
一品一様のため設計費,イニシャル費がかかります。数量が少ない場合など、規格物の電線に比べるとコストが割高となります。
機械的強度への注意
柔軟性があるがために、局所にかかる引っ張りや折り曲げ、押し込みへの注意が必要です。
曲げ方向の方向性
フィルムやテープ状の製品な為、上下(表裏)方向の曲げには非常に柔軟ですが、横方向の曲げには対応出来ません。
修理や再加工が困難
一度実装してしまうと、経験少ないユーザー側でのリワーク(修理や手直し)が難しい点もあります。
                        