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2026.05.18

【はじめてのFPC】FPC設計における「柔軟部分」と「剛性部分」を明確にするための注意点・ポイント-その2

コラム

前回の柔軟部分への説明に続きまして、引き続きご説明させて頂きます。

  1. 剛性部分(曲げないエリア)の考え方


    剛性部分の役割

    • IC、コネクタ、抵抗・コンデンサを実装
    • はんだ付け・実装信頼性を確保
    • コネクタ嵌合部の厚さ調整

    剛性を出す方法

    補強板(Stiffener)を貼る事で構築します。
    ポリイミドが一番多く用いられ、ガラエポ*(CEM-3,FR-4),ステンレスなども必要に応じて使用されます。
    * : ガラエポ(ガラスエポキシ)とは、エポキシ樹脂をガラス繊維(ガラスクロス)に含浸させ、熱硬化させた樹脂積層板(GFRP)です

    【はじめてのFPC】FPC 設計における「柔軟部分」と「剛性部分」を明確にす
るための注意点・ポイント−その1画像1
  2. 柔軟部分と剛性部分の「境界」が一番重要です

    よくある失敗

    • 境界のすぐ近くに部品を置く
    • 境界をまたいで配線が太く/細くなる
    • コネクタ嵌合部などカバーレイ開口*が伴う場所で、カバーレイ開口端面と境界部が近接している
      * : FPCの回路保護フィルム(カバーレイ)に、部品実装やコネクタ接続用などの端子、はんだ付けが必要な銅箔露出箇所の為に、くり抜かれた穴のことです

    推奨される設計例

    • 境界からどれ位離して部品を実装するべきか、弊社へご相談ください
    • 配線幅を太く/細くする場合は、剛性部分内で完結するようにしてください
    • 剛性/柔軟部境界とカバーレイ開口端面とのギャップをどれ位取るべきか、弊社へご相談ください
  3. 図面・データで必ず明確にすること

    以下の情報を弊社へ伝えて頂けると、設計起因のトラブルを回避する事が出来ます。

    柔軟部分について

    • 柔軟部分の指定(部品実装,スルーホールの禁止領域指定)
    • 曲げが含まれる場合は、曲げ方向
    • 曲げが含まれる場合は、静的曲げなのか動的曲げなのか。その曲げ曲率

    剛性部分

    • 剛性部分の指定(補強板の貼り付け範囲指定)
    • 剛性付与の補強板材質・厚みの指定

以上の事に気を付けて設計して頂くことを推奨します。心配な点,お困りの点あれば、弊社へご相談頂きながら設計下さい。

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