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2026.04.20
【はじめてのFPC】FPC 設計における「柔軟部分」と「剛性部分」を明確にするための注意点・ポイント-その1
コラムFPC設計で最初にやるべきことの一つが、「どこを曲げたいのか」「どこは曲げたくないのか」をはっきり決めることです。
曖昧なまま設計すると、断線,実装不良など、設計起因の問題が発生します。
FPCは「全部が柔らかい」訳ではありません
繰り返しとなりますが、FPCは基板全て柔らかく曲がる基板として設計するのではなく、曲げる部分,曲げない部分を作り分ける基板として設計する事が大事です。
- 柔軟部分:曲げる・動かす・折りたたむ場所
- 剛性部分:部品を実装する,スルーホールを配置する,コネクタを挿す場所
これを設計初期に明確にすることが大切です。
柔軟部分(曲げるエリア)の考え方

柔軟部分の役割
- 筐体内で折り曲げる
- 可動部に追従させる
- 組立時に形状を変える
柔軟部分でやってはいけない注意点
- 部品を置く
- スルーホールを置く
- 配線幅や角度を変える
設計の基本ルール
- 剛性部と柔軟部との境界部分や、柔軟部内での折り曲げ部では、配線を直線にし,境界・曲げ部に対して直交するようにします。境界部分や曲げ部にたいして斜めに配線すると、曲げ応力のストレスが不均一となり、断線を起こしやすくなります
- 配線幅はできるだけ均一にしてください。配線幅が変わる部分へ曲げ応力が集中し、断線を起こしやすくなります。回路幅を変更しなければいけない場合は、フィレットを設けて緩やかに変化するようにします
- 配線は極力直線にしてください。曲げる必要がある場合は直角では曲げずに、曲線を用いて曲げる様にしてください
- GNDなど、配線とは関係しない銅箔が大きく残っている部分でも、銅箔エッジの角部を鋭角にせず、Rを設けて下さい
剛性部分の注意点などについては、次回お送りします。
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